ドラマ。
ドラマのほうがぜんぜんよかった。本当にそう思った。話がもっと完全に、完璧になってた。その映画にある速さがなくなって、いいペースに進んでいた。
話なんだけど、映画とはほとんど同じだった。ううん、映画よりよかった。映画にあるのはあって、映画にはないのもあった。まぁ、それも当然なことだよね。だって映画の三倍の時間もあったんだ。前半は甘くて幸せな恋話、中盤からどんどん悲しくなってて、最終にまたきれいな話で終わった。セリフも映画とほとんど同じだった。それはおそらく原作からのだ。
ドラマのほうが好きだ。だって、主人公の二人の恋はもっときれいでやさしかった。彼のこともドラマのほうが好き。強引のことももちろんあったけど、それよりやさしかった。ちゃんと彼女を思って彼女がうれしくなるように動いてた。それを見て、感動しないなんていうのはウソだ。そんなことはいつか私にやってくるなんでしょうか。
高校一年の夏休みのときに出会った。そして、そのときから運命の歯車が動いた。最低な出会うでもいえるから最高な恋になってたんだ。それは間違えなく純愛のものだった。一歩ずつ歩いて前に進んでる。気持ちが頂点になったとき愛の結晶も二人にやってきた。
それなのに初めて一緒にすごしたイブになくした。ある嫉妬の所為で。それでも二人の気持ちは変わらなくてより深くなっていた。でも、悲しいことはそれだけじゃなかった。彼が難病を引いた。ここも映画より大好きなところ。彼の事情はちゃんと話してて、見てるみんなもちゃんと理解できるように語りついた。
彼と別れて、新しい恋を見つけて、また幸せになってた、彼女は。
失った赤ちゃんの最後の寝場所にまた会った。そして、彼が変わった。でも、彼女はまだそんなことに気ついてなかった。ううん、気ついてたかもしれないが、そのときはその原因を誤解してたんだろう。
時間が流れていた。高校の卒業式。あの初めて出会った図書館でそう書いた。
「あなたは幸せでしたか?」
考えもしなかった返事があった。
「とても幸せでした。」
そのとき、彼女そう決めたんだ。
「もうあなたのことは思い出さない。」
「思い出すのはただその一日。」
でも、その大事な日に、彼が来なかった。代わりに友人が来てた。もう耐えられなくなる友人から本当の話を聞いてた。そして彼女は今の彼より元彼のことを選んだ。だって、彼女は認めたくないけど、今でも元彼のことを好きでいた。
その最後の日々は二人にとって幸せだった。また最初のように精一杯に愛し合ってお互いのそばにいて。そして、思い出の場所の字も変えた。
「あなたは幸せでしたか?
とても幸せです。
わたしも幸せです。」
それでも別れの日が来た。泣いてて彼のそばに帰っていて彼女に彼は最後の言葉を話した。
笑ってって。その笑顔を見ながら彼はあのようへ旅立った。彼を失った彼女は生きる勇気をなくした。でも、自分の命を落とした前に彼の日記を見てた。自分のことばかり書いていた。そのときわかってた。彼はもいないけど、いつも彼女を見ているってこと。
彼も最後に彼女に大切なものを残した。小さな命を。
「あたしは今でも空に恋をしています。そして、きっと、これからもずっと、永遠に・・・」
美しくてきれいな恋話だよね。
現実には彼女みたいなやさしい人がいないよね。彼のためにすべてを尽くして支えてる。少なくても今住んでるところにはそんなのがないと思う。人は大体まわりより自分のことを考えてるってさ。だからこんな話があって話にこんな人があるのを見れば心がなんか温かくなる。
こんな話には本当に弱いんだよ、私は。愛し合ってる二人が死で離れてたけど、その新しい命を残して残った一人の恋人に大切な贈り物。そんなのが大好きだよ。いつか、私にも、きっと・・・
アイのうた by 福井舞(主題歌):
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